デザインの前に、まず情報を整理する
チラシやパンフレットをつくるとき、「できるだけたくさんの情報を載せたい」というご相談をいただくことがあります。
商品やサービスの特徴、価格、営業時間、アクセス、実績、キャンペーン情報。どれも必要な情報ですが、すべてを同じ大きさ、同じ強さで掲載すると、かえって何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。
そこで、デザインを始める前にまず考えるのが、情報の優先順位です。
「最初に何を見てほしいのか」
「その次に何を知ってほしいのか」
「最後に確認してもらえればよい情報は何か」
この順番を整理するだけでも、デザインの方向性はかなり見えてきます。
大きくするだけが「目立たせる」ではない
重要な情報を目立たせるというと、文字を大きくしたり、赤くしたりする方法を思い浮かべるかもしれません。
しかし、目立たせる方法はそれだけではありません。
- 周囲に余白をつくる。
- 他の文字を少し小さくする。
- 色の数を減らす。
- 写真との位置関係を変える。
こうした方法でも、自然に視線を誘導することができます。
すべてを目立たせようとすると、結果として何も目立たなくなります。
強いところと静かなところをつくること。
これも、見やすいデザインをつくるために大切な考え方です。
「読む順番」までデザインする
良いレイアウトは、単にきれいに並んでいるだけではなく、見る人が自然な順番で情報を読めるようになっています。
- キャッチコピーを見る。
- 写真を見る。
- 内容を理解する。
- 詳細を確認する。
- 問い合わせ先を見る。
こうした流れを想定して、文字や写真の位置、大きさ、余白を決めていきます。
デザインとは、情報を飾ることではなく、情報をわかりやすく届けるための設計でもあります。
見た目を整える前に、まず伝えたいことを整理する。
そのひと手間が、最終的なデザインの伝わり方を大きく変えてくれます。

